2022年10月13日木曜日

観光バス横転事故で疑われている「フェード現象」と事故現場「ふじあざみライン」を解説


事故概要          



静岡県小山町の県道(ふじあざみライン)で富士山の5合目から下る途中の日帰りツアー観光バスが横転。

乗客1人が死亡、3人の重症者を含む計35人が負傷。

静岡県警は26歳の運転手を過失傷害容疑で現行犯逮捕。

翌14日(今日)、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで埼玉県飯能市のバス運行会社「美杉観光バス」の本社と営業所が家宅捜索された。

逮捕された運転手からは出発前呼気検査でアルコールは検出されていなかった。

事故直前に運転手が「ブレーキが利かない」と話すのを添乗員(軽傷)が聞いており、県警は「フェード現象」の可能性も視野に入れて捜査中。

フェード現象


車両走行中に摩擦ブレーキ(フットブレーキ)を連続使用した結果、ブレーキの効き(制動力)が低下する現象。


フェード現象が発生した状態でなおブレーキを掛け続けると、完全に制動力が失われる(ブレーキが全く効かなくなる)「ベーパーロック現象」が起きる。


ブレーキペダルの反応が緩くなったと感じた場合はエンジンブレーキを使用し安全に減速する必要がある。


 可能な限り停車してブレーキを冷やすことで制動力を回復させることができる。



画像はコトバンクより。


運転所は同コース(ふじあざみライン)は初運転だったそうです。


ふじあざみライン


正式名称は静岡県道150号足柄停車場富士公園線。
小山町足柄地区と須走地区を結ぶ無料一般道です。

須走地区から先はふじあざみラインの通称があり富士山須走口五合目に至ります。

ふじあざみライン部分は平均勾配10.5%・最大勾配20%以上。
近年サイクリストからは「激坂」と呼ばれています。
 

ふじあざみの花/みんなの花図鑑より。


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